http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20060509/scej.htm
プレイステーション3の発売日と価格が発表された。最小構成の20GBハードディスク内蔵タイプが62,790円。ゲーム機の常識を越えるこの価格、いったいソニーは何を考えているのか、この機械をどう捉えてどう見ればいいのか、とにかく衝撃を受けました。
70000円払って綺麗なリッジレーサーをやろう・・・なんてどう考えても絶対に誰も思わない訳で、ソニーもそういうつもりはないと考えるべきなのだろうな。だからもう、ホンッッッキでゲーム機ではないですよ、と。
常識的に考えて、6万で買うことの出来る家電の価値に相当する何か、仕掛けが準備されていなくてはならない。リビングにPS3がある事で変わる新たなライフスタイルを提案してくれるのかな。当初から「ゲーム機ではない」旨を連発しているけど、じゃあ具体的に、買ってスグに、どんな事が出来る機械なのだろう???
その辺が言及されない状態でこの価格発表ではついて行ける人が少なすぎやしないかなぁ・・・。もし、あるべき何らかの仕掛けが無いとすると、これは大変ですよ。
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ソニー/ウォークマンのiTunesに相当する母艦ソフトウェア、SonicStageとその後継として開発されたConnectPlayerが統合され、SonicStageCPとなるそうな。
大失敗してしまったConnectPlayerはやっぱりひっこめる形になったみたいだな。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20060509/sony.htm
新会社を立ち上げてソニー独自の次世代的な開発環境で作られたConnectPlayerは登場当初から問題を再三指摘されていたトンデモソフトで、ウォークマンの再出発を大失敗に導いてしまった経緯がある。妙に理想像を・こうとした痕跡が伺えるモノだったが、何よりも技術力が全く伴わなっていなかった感がある。
今回の件でConnectPlayerはおそらく完全に放棄され、かつてOpenMG Jukeboxという名でVAIOに添付されていた頃からの老朽化したソースコードを引き継ぐSonicStageを改良し続けるハメになったと考えられる。
経営陣を含むソニートップの・く(妄想に近い)理想像を開発陣が技術的に具現化できなかった結果・・・という考え方を俺はしている。何かが決定的に噛み合わなかった。
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理想を追求しようとした結果、バグだらけでリリースを余儀なくされたConnectPlayer。
理想を追求しようとした結果、異常な価格になってしまったPS3。
そう、PS3の価格はよもやConnectPlayerの件と同じ事が起きてやしないだろうか。トップの想定を超えた価格になってしまった結果として、その価格に見合うハッタリを「これから」用意しなくちゃならなくなった・・・なんて筋書きだったら、もう、この時点ですでに大失敗しているって事になっちゃうんだけど・・・。
いやいや考えすぎ、きっとこれから色々情報が出てくれば、みんなが欲しくなる様な商品になる!・・・と、いいけどなぁ。